天然水とRO水の違い
ウォーターサーバーを色々探してみると、「天然水」や「RO水」という単語を欲目にすると思います。
天然水とRO水は、両方とも品質管理が徹底されている安心・安全なお水ですが、成分や製法が異なってきます。
ここでは、天然水とRO水の製法や特徴を紹介していきたいと思います。
ウォーターサーバーによっては、天然水かRO水のどちらか片方しか取り扱っていない会社が多いので、自分が好むお 水を選ぶための参考にならば幸いです。
お水本来の味わい・成分が楽しめる天然水
天然水は特定の水源地から採取された地下水で、長い年月を経て地下で天然ミネラル溶け込んだお水です。
殺菌処理は、ろ過、沈殿、過熱処理のいずれかしか行えず、採水場所も制限されているとても貴重なお水です。
また、天然水は採水されたときに限りなく近い状態を保つため余計な処理は行わず、天然ミネラル成分や、水本来の味わいを自然そのままの状態で楽しむことが可能です。
いっぽう、RO水は極小フィルターでミネラル成分までろ過してしまっているので、ミネラル成分は後から人工的に加えていることが多いです。
最近では、健康やダイエットに期待されているバナジウムを含んだ天然水が多くの利用者から人気を得ています。
RO水は徹底的に不純物を除去したピュアウォーター
RO水とは、RO(Reverse Osmosis)膜という0.00001ミクロンの超微細孔のフィルターによりろ過されたお水のことを言います。
NASAやオリンピック村で採用されている最先端技術によるキレイなお水を生み出すことを可能としています。
RO膜は、一般的な浄水器やろ過装置では除去しきれないウィルスやダイオキシン、O-157などの不純物まで徹底的に取り除いた純水に近い状態になります。
もちろんミネラル成分まで取り除かれてしまっているため、多くのウォーターサーバーでは人工的にミネラル成分をバランスよく加えている場合が多いです。
一般的に水道水からもRO水は作り出すことが可能なので、大量生産しやすく天然水よりも安い価格で利用できるメリットがあります。